2013年11月19日火曜日

山本浩一先輩Flying Fifteen級世界選手権出場!

Flying Fifteen級世界選手権に出場しました!
 
連日強風の中、ヨーロッパ、オーストラリアの世界強豪と戦い成績は52艇中31位と大健闘!

 
山本先輩から生々しいレース模様のメールを頂いたのでのでご紹介します。
 
 
一週間が経過し、振り返りますと緊張しつつもさすがに大変エキサイティングなレースでした。
50数杯のレースは学連のレース以来です。
台風接近があり、大きなうねりと共に7レース殆どが10m越え、ブローで12m、第4レースは弱冠風が落ち7m前後のタフなコンディションとなりました。
結果は下記ウェブサイトに記載されています。http://www.rhkyc.org.hk/ffw13results.aspx
また、Face BookのRoyal Hong Kong Yacht Clubでも経緯が見られます。
上位15杯はセールメーカー、ヨット、ボート関連の職業、欧州、豪州2クラスのチャンピオン経験者等と言ったところです。
Flying Fifteenクラスは169kgのキール付きボートです。二名の体重合計がキールと同じ169kgが理想と言われています。重量的に日本人にはちょっと苦しいサイズなのが国内にフリートの無い所以だと推測します。
今回のレースで改めて実感した反省点を、と言っても当たり前の事ですが、下記に記します。
1.スタート、スピード、コースについてミスがどれだけ少ないか。
2.成績は練習時間(出艇回数)に相対する。(プレレースは参加すべき)
3.基礎体力作りを怠るな。
と言ったところです。
1について、特にスピードについてはupwind,downwindともにトップスピードを維持できる技能を習得しなければなりません。このようなキールボートでもディンギー同様、僅かなセールトリムやティラーの当て方ひとつで大きくスピードに影響します。ヒールコントロールも同様です。二番目の写真に笑顔で写っているのがチャンピオンのGrahan Vials(GBR)です。(小職とクルーの石渡氏は成績上マジ顔です)小柄でクルーもそれほど大男ではありません。2位のNick Jerwood(Aus)は私より一回り大きいぐらいですが、クルーは女性です。トップ、2位とも他艇より軽量でありながら、他の大男チームより早いのは上にあげた理由に尽きると思うのです。
仮に第一マークまでの上りのレグには300ぐらいのポイントがあり、恐らくトップグループたちには500も1000も重要な見過ごせないポイントを認識し、それらの何割を見逃さずにスピードに換えられるか、が勝負どころなのだと実感しました。軽量でありながらもほぼ100点のすべりができるので他の重量級も凌駕することが可能なのでしょう。
我々の敗因はスタートに尽きると言えます。7レース中十分なスタートが切れたのは2つのみでした。深く悔いが残っておりますので、2年後のフランスは無理としても4年後のニュージーランドでのワールドで屈辱を晴らそうと思います。クルーの石渡氏も駐在員ですので向う何年滞在するかは未定です。当地は日本と比較し想像以上のセーリング環境です。20代、30代の若い一般の社会人でも十分賄える費用で毎週ヨットレースを楽しめます。どなたか長期滞在される方がいらっしゃいましたら大歓迎です。是非ご一報くださいませ。
一級先輩の下江さんが香港駐在時に声を掛けて頂き、28年ぶりにティラーを持ち3年半が過ぎました。レベルは丁度学生の2年の春合宿ぐらいだと思います。
最後に、レース初日高坂さんご夫妻が香港に来られ、大会会場となった香港島Middle Islandまで応援に駆けつけてくださいました。改めて深く御礼申し上げます。
山本浩一
 
高坂先輩(右)と日本から応援に来て頂きました!有難う御座いました。
Flying Fifteen級世界チャンピオンのGrahan Vials(GBR)さんとの記念写真


 写真の大漁旗は、地元銚子の高校の仲間連中が作ってくれたものです。
手仕事で作る大漁旗で全国的にも有名との事です。
 頑張れ!山本先輩3882!

 

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