2016年2月11日木曜日

[ワシントン 10日 ロイター]イエレン米FRB議長の議会証言要旨

[ワシントン 10日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は10日、下院金融委員会で半期に一度の証言を行った。質疑応答の内容は以下の通り。

<近く利下げを行う必要想定せず>

連邦公開市場委員会(FOMC)が近く利下げを行う必要に直面するとは想定していない。

労働市場が堅調に推移し、改善し続けていることを念頭に置いておいてもらいたい。インフレを抑制している多くの要因は一時的なものだと、引き続き考えている。

リセッション(景気後退)のリスクは常に存在し、先ほども述べたように、世界的な金融情勢が景気減速につながる可能性があるとも認識している。ただ、この先に米経済を待ち受けているものについて、早まった結論に飛びつくことがないよう、注意したいと思う。

利下げを行う必要が出てくるとは思っていない。ただこれまでも言ってきた通り、金融政策はあらかじめ決められた軌道に乗っているわけではない。(利下げが)必要になった場合、FOMCは当然、議会に委託された責務を果たすために必要な決定を行う。

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