[東京 23日 ロイター] -
麻生太郎財務相兼金融担当相は23日、金融庁で開かれた年度末金融の円滑化に関する意見交換会で、「日銀のマイナス金利政策の目的を理解し、金融機関は右往左往せず対応してほしい」と述べた。
麻生担当相は、日銀のマイナス金利政策を「日銀によるデフレ脱却に向けた強い決意が示されたもの」と評価。地方の金融機関に対し、高い成長性を秘めた中小企業を見出し、融資を通じて育成するよう求めた。
全国地方銀行協会の寺沢辰麿会長(横浜銀行(8332.T)頭取)は、日銀のマイナス金利政策が「貸出金利のいっそうの低下を促し、銀行貸し出しを増加させる方向に働くため、中小企業や小規模事業者にとっての資金調達環境が従来にも増して良好になる」と指摘。そのうえで、地方銀行として、企業ごとの経営実態や資金ニーズなどを見極めながら、金融仲介機能の発揮に積極的に取り組んでいくと応じた。
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