2016年2月25日木曜日

[ワシントン 24日 ロイター] -G20、景気刺激策で国際協調すべき=IMFスタッフ報告

[ワシントン 24日 ロイター] -
 国際通貨基金(IMF)は24日公表したスタッフ報告で、20カ国・地域(G20)は世界経済の失速を回避するため、景気刺激策で協調する必要があるとの見解を示した。

スタッフ報告は、世界の株式市場の下落や為替相場の変動、世界的な景気低迷の兆しを受け、中国の上海で今週開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議向けに準備された。

報告は「G20は公共投資の拡大に向けて利用可能な財政余地を活用し、協調した需要促進策を計画しなければならない」と指摘した。

ブルームバーグによると、ルー米財務長官は、今週のG20会合で緊急措置が打ち出されるとの見方に否定的な姿勢を示した。世界経済の一部は予想よりも良好だと指摘。「危機的ではない環境下で危機対応を期待」すべきではないと述べた。

しかしIMFのスタッフ報告は、世界経済が減速し、新興国市場では金融状況が逼迫(ひっぱく)しているほか、コモディティー(商品)輸出が中国の景気減速で打撃を受けていると指摘。

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