2016年3月3日木曜日

[ワシントン 2日 ロイター]米経済の拡大は総じて続く、状況はまだら模様=地区連銀経済報告

[ワシントン 2日 ロイター] -
米連邦準備理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュ・ブック)では、1月初旬から2月下旬にかけて米経済活動は大半の地区で引き続き拡大したものの、地域やセクター内で状況には著しい開きが見られたとの認識が示された。

今月15、16の両日には今後の金利動向を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれるが、報告で描かれた米経済の姿は決定的にまちまちで、政策当局者の頭を悩ませることになりそうだ。

報告によると、消費支出は過半数の地区で増加した。ドル高やエネルギー分野の需要の弱さ、悪化する世界経済の見通しが重しとなる中、製造業の活動は横ばいだった。

昨年12月の利上げに踏み切った後、FRBはこれまで追加の金利引き上げを見送っている。世界経済の減速や金融環境のひっ迫、インフレ期待の低下が米経済に及ぼす影響を見極めるため、FRBは今月も利上げをしない可能性が高い。

0 件のコメント:

コメントを投稿