2016年3月9日水曜日

[ニューヨーク 8日 ロイター] リスク回避で円上昇、中国貿易統計で輸出入大幅減=NY市場

[ニューヨーク 8日 ロイター] -
終盤のニューヨーク外為市場では、円が買われた。アジア時間に発表された2月の中国貿易統計で輸出入が大きく落ち込み世界経済減速懸念が高まると、安全資産とされる円やスイスフランが上昇した。また石油や産業用金属価格の下落で、資源国通貨の豪ドルやカナダドルなどが売られた。

ドル/円JPY=は約1週間ぶり安値の112.41円に下落後、終盤は0.8%安の112.56円。ユーロ/円EURJPY=も終盤0.8%安の123.92円となっている。

2月の中国貿易統計で米ドルベースの輸出は前年同月比25.4%減で、2009年5月以来の大幅な落ち込みとなった。輸入も13.8%減で、16カ月連続の減少だった。

エバーコアISI(ニューヨーク)のストラテジスト、スタン・シップリー氏は「中国経済が苦境に陥ってるのなら、足元でリスク回避の動きが起こっていることになる」と述べた。

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