[15日 ロイター] -
米連邦準備理事会(FRB)は15日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定した。ただ、労働市場は再び力強さを増すとの見方を示し、年内2回の利上げを実施するとの姿勢は維持した。市場関係者の見方は以下のとおり。
●もう一度経済指標を見直す方向
<JPモルガン証券 チーフ債券ストラテジスト 山脇貴史氏>
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は、ハト派という印象を持つ。
4月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で6月の利上げもあるとのトーンが出ていたため、マーケットでは早期利上げへの警戒感が浮上していた。
今回のFOMCで仕切り直しという感じになった。もう一度経済指標を見直す方向になったと受け止めている。年内の利上げペースは緩やかになるということだろう。この流れを受けて、米債利回りは低下基調になっている。
●成長見通し引き下げ、利上げあっても余地少ない
0 件のコメント:
コメントを投稿