2016年6月16日木曜日

[15日 ロイター] FOMCは金利据え置き、年2回の利上げなお想定:識者はこうみる

[15日 ロイター] -

米連邦準備理事会(FRB)は15日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利の据え置きを決定した。ただ、労働市場は再び力強さを増すとの見方を示し、年内2回の利上げを実施するとの姿勢は維持した。市場関係者の見方は以下のとおり。

●もう一度経済指標を見直す方向

<JPモルガン証券 チーフ債券ストラテジスト 山脇貴史氏>

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は、ハト派という印象を持つ。

4月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨で6月の利上げもあるとのトーンが出ていたため、マーケットでは早期利上げへの警戒感が浮上していた。

今回のFOMCで仕切り直しという感じになった。もう一度経済指標を見直す方向になったと受け止めている。年内の利上げペースは緩やかになるということだろう。この流れを受けて、米債利回りは低下基調になっている。

●成長見通し引き下げ、利上げあっても余地少ない

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