[北京 14日 ロイター] -
中国国家統計局が発表した9月の生産者物価指数(PPI)は前年比0.1%上昇と、2012年1月以来初めて前年比でプラスになった。消費者物価指数(CPI)は、市場予想以上に上昇が加速した。
商品価格の上昇が背景。生産者物価の上昇で企業業績が改善し、過剰債務問題が緩和するのではないかとの見方が出ている。
PPIの市場予想は前年比0.3%低下。前月は0.8%低下だった。
前月比では0.5%上昇。前月比は今夏にプラスに転じた。
PPIは、2012年3月から下落基調で、鉱工業企業の収益を圧迫し、債務返済能力を弱めた。企業の債務は、国際決済銀行(BIS)の直近データで国内総生産(GDP)の約169%に膨れ上がっている。
PPIの上昇は石炭や鉄鋼価格の上昇が主因とアナリストはみている。当局の過剰設備解消の取り組みで供給が絞られ、国内の価格はここ数カ月上昇している。
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