2016年10月16日日曜日

〔ニューヨーク 10日 ロイター]コラム:ミレニアル世代、大人の条件は「経済的自立」

〔ニューヨーク 10日 ロイター] -

「ミレニアル世代」が大人になったと感じるのは、もはや家を持ったり家を購入したりすることではなく、むしろ仕事に就いて、父親や母親にお金をねだらなくなることかもしれない。

6日に発表された「バンク・オブ・アメリカ・ベター・マネー・ハビッツ」の報告書によると、大人であることの定義を聞かれ、18―26歳の約40%が「経済的自立」を最も重要なことに挙げた。

一人暮らしを挙げたのはわずか14%だった。

また、結婚して家庭を持つことと、教育を受けることは、それぞれ7%にとどまった。

「若者たちが大人になることに問題を抱えているというほどのことではない。彼らは単にそれを再定義しただけだ」とバンク・オブ・アメリカで企業向けマーケティング部門役員を務めるミシェル・バーロウ氏は話す。

しかし、自立するという目標の達成は、かつてないほど難しくなっている。前述の報告書によると、大学に行った人のうち、教育でお金に関する良い習慣を学べたと回答したのは、わずか41%だったという。

米国では金融教育の優先順位は高くない。米民間団体の経済教育協議会(CEE)が行った全米調査によると、わずか17州しか高校でのパーソナル・ファイナンス講座の受講を義務付けていなかった。また、パーソナル・ファイナンスに関する話題を教えるだけの能力があると思っている教師も20%を下回った。

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