2017年2月14日火曜日

[東京 14日 ロイター株安でドル113円前半に下落、米FRB議長の議会証言に関心

[東京 14日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の113円前半だった。午前は方向感なく推移したが、午後は株安などを背景に下押し圧力が強まった。市場の関心はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に向かっている。

正午付近に113.70円台だったドルは、午後1時過ぎにかけて113.39円まで下落した。東芝の決算発表の遅れやフリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)の辞任報道などで日経平均が下げ幅を拡大。ドル売り/円買いが優勢となった。トランプ氏の側近が早々に辞任したことで、先行き不透明感が嫌気されたという。

フリン氏を巡っては、トランプ大統領の就任前にロシア側と米国の対ロ制裁について協議した疑いが出ている。

その後、ドルはいったん113.54円まで持ち直したが、午後3時にかけて日経平均の下げが200円超に拡大すると、ドルも連れ安となり113.26円まで弱含んだ。

きょうはイエレンFRB議長の議会証言に関心が集まっている。このところの米経済指標はおおむね堅調で、ネガティブな発言が出てくる可能性は低いとの見方がある。その一方、利上げについてはトランプ政権の具体的な財政政策が見えないことや、欧州政治利リスクの台頭などもあり、市場にヒントを示さないとの指摘も多い。

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